専門外来

睡眠時無呼吸症候群や喫煙習慣は、様々な病気の原因となります。 必要に応じて適切な検査や治療をご提案いたしますので、 患者様にあわせた健康維持の方法を一緒に考えていきましょう。

睡眠時無呼吸
症候群外来
(CPAP外来)

こんな病気

睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に自分の舌が気道を塞ぐ(舌根沈下)などのために無呼吸を呈する疾患です。本人は就寝中のため自覚することが少ないですが、家族から“いびきがうるさい““息が止まっている“などと指摘され、検査するとみつかる例も多いです。無治療で放っておくと高血圧症、慢性心不全、心房細動といった心疾患との関連が知られています。逆にこれらの既往が既にある方は無呼吸が隠れているかもしれませんのでスクリーニングをお勧めします。

おもな原因

肥満、小顎(顎が小さい)、猪首(首が短い)など

おもな症状

昼間の眠気/何となくすっきりしない/熟睡感がない/夜間の頻尿“など

こんな検査

簡易ポリソムのグラフィ(PSG) 
※脳波を用いた入院による精密検査が必要な場合があります。

こんな治療

①減量②CPAPマスク

禁煙外来

喫煙は健康に対して様々な悪影響を及ぼすことが分かっています。肺がんをはじめとした各種のがん、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺炎などの呼吸器疾患、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こす動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病の原因となり、さらには手術の傷が治りにくくなったり、不妊の原因にもなります。 しかし、やめたいと思っていてもやめられない、という悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。禁煙外来ではそうした方をサポートし禁煙を目指していきます。
※禁煙治療が保険適用となるには以下の条件を満たす必要があります。

健康保険適用となる条件

1.ニコチン依存症に関わるスクリーニングテスト(TDS:Tobacco Dependence Screener)で5点以上のニコチン依存症と診断された方
2.35歳以上でブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上の方
3.1ヶ月以内に禁煙を始めたいと考えている方
4.「禁煙治療のための標準手順書」に則った禁煙治療について説明を受け、当該治療を受けることを文書により同意した方
※健康保険で認められている標準禁煙治療は1年に1回となります。
また通院回数は初診を含めて計5回、期間は約3ヶ月となります。