
主な資格
- 日本内科学会
認定内科医 ・ 総合内科専門医 ・ 指導医 - 日本循環器学会
循環器専門医 ・ 指導医 - 日本不整脈心電学会
不整脈専門医 - 日本心血管インターベンション治療学会(CVIT)認定医
- 日本心臓リハビリテーション学会
心臓リハビリテーション指導士 - 難病指定医(大阪府知事)
- 日本不整脈心電学会 ICD/CRTD合同研修修了
- 緩和ケア研修修了
- 日本循環器学会 心不全緩和ケア(HEPT) 研修修了
略歴
- 2006年
- 和歌山県立医科大学 医学部卒業
同大学医学部附属病院 卒後臨床研修
- 2008年
- 大阪府立急性期・総合医療センター
(現 大阪急性期・総合医療センター)
麻酔科・救命救急センター - 2009年
- 市立堺病院
(現 堺市立総合医療センター)
救急集中治療科 - 2011年
- 同院 循環器内科
- 2015年
- 市立岸和田市民病院 循環器内科
- 2025年
- たぐちクリニック開院
ホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
院長の田口 護です。
このページでは、たぐちクリニックを開業するに至った経緯を
乱筆ながら紹介をさせていただきます。
大学卒業後、全身の診れる医師への憧れから内科医へ
内科医院の開業医であった祖父の診療所はいつも消毒薬の匂いがしていました。そんな祖父は私が医学部に進学する前に天寿を全うしてしまいましたが、まだ小さかった私を膝の上にのせ「若い頃の苦労は買ってでもしなさい、人の役にたちなさい」とよく話してくれた記憶は今も私の中で生きています。
それなりに努力をして医学部に進学、卒業後は母校附属病院で2年間の初期研修が始まりました。そこでは複数の診療科をローテーションし幅広い疾患を学びました。
その後は専門科目を限定した後期研修プログラム(専攻医)に入るのが通例なのですが、私は「全身がみれる医師になる」という目標をたてました。
向かった先は超急性期の「何でも屋さん」である麻酔・集中治療・救命救急センターでした。そこでは重症患者さんや手術患者さんの呼吸・循環管理を主におこないます。当然ですが人工呼吸管理下でお話のできない患者さんばかりが私の前を通り過ぎていく毎日でした。手術が無事終了した患者さんや容体が安定し人工呼吸器を離脱した患者さんは私とお話ができるようになる頃には集中治療室や手術室を退室してしまいます。
ここに私は充実感と共に何か言いようのない寂しさを感じるのでした。その時に気づいたことは“もっと患者さんと身近にお話ししたかった“ということです。
「やっぱり内科医や」これが私の結論でした。
Generalist(何でも内科医)からSpecialist(専門医)へ
内科といっても広大な分野です。“何でも内科医“になりたかった私は主に救急診療で内科の急性疾患をたくさん経験しgeneralistを目指しました。Generalistとして診断をつけて初期治療をおこなったら後は各専門家に治療のバトンを引き継ぎます。無事に専門家に引き継いで“ほっとした“とともに、またしても何か言いようのない寂しさが私を襲うのです。
中でも循環器疾患は重篤な状態で搬送されて来てもステント治療や心不全管理などの適切な治療を行うことで歩いて退院される患者さんがたくさんおられました。
Generalistのみでは満たされない課題に直面し、次第に“Specialistとして患者さんの人生にもっと身近で寄り添いたい“という思いが強くなりました。
そこからようやく循環器内科医としての第一歩を歩み始めたのです。循環器内科医はカテーテル手術やペースメーカ植込み手術など、知識や技術の習得には相当な時間と修練を要します。適切な治療により自覚症状や生活の質(QOL)の改善に繋がったと感じられた時、私はやっと患者さんの人生に身近で寄り添い“役に立てた“という貢献感を感じることができました。
開業への経緯
何でも内科医(Generalist)としての総合内科専門医、何でも循環器医(generalistでありspecialist)としての循環器専門医、不整脈診療のspecialistとしての不整脈専門医として、“役に立つ“を感じることができましたが、それでも満たされない課題に直面するようになりました。それは、もう少し早く発見、治療できていればそもそも病気の発症は予防できた・・・という思いです。
健康な方には病気にならないための予防や早期発見、疾病をお持ちの方には合併症を起こさないための適切な管理という医療は、一見すると手術に比べて地味ですが、これこそ地域の皆さまの人生に、より身近で寄り添うことに他ならないと考えました。
そのような経緯で、たぐちクリニックの開業を決意するにいたりました。これから、地域のホームドクターとして、みなさまが健康でより充実した日々を過ごしていただくための伴走者として、寄り添っていけましたら幸いです。
クリニックの特徴

総合内科・循環器・不整脈の専門医による
ていねいな診療で健康を守ります
循環器・不整脈の専門医としての高い専門性と、総合内科専門医としての幅広い知識を生かし、早期発見から治療、適切な病状管理まで、ていねいな診療で地域の皆様の健康をサポートいたします。

地域の基幹病院や総合病院との連携を行なっています
クリニックでの治療困難な場合、他の専門医の診察が必要な場合、CT、 MRI、心臓カテーテル検査、内視鏡検査などの精密検査が必要な場合には、お住まいの地域の基幹病院へご紹介いたします。
主な連携病院(あいうえお順) 浅香山病院 / 植木病院 / 近畿大学病院 / 堺市立総合医療センター / 市立岸和田市民病院 / 清恵会病院 / ベルランド総合病院 / 耳原総合病院 / 大阪ろうさい病院

予防・早期発見から慢性期まで継ぎ目のない
治療を行います
急性期の検査や治療を終えられた方に対して継ぎ目のない診療を実践するためには、最新の知識や技能を維持し続ける必要があると考えています。これまで培ってきた不整脈専門医、CVIT認定医などの専門性を活かし、不整脈手術(高周波カテーテルアブレーションやペースメーカ植込み)や血管内治療(経皮的冠動脈形成術)といったカテーテル手術の応援医師として参加しています。また総合病院では入院中の患者様の循環器疾患に関する診療のサポートに携わっています。

クリニックの理念
01患者様へ敬意をはらい 丁寧な接遇を心がけ
笑顔と誠意をもって寄り添います
02
患者様や地域のニーズを汲み取り
安心して満足いただけるクリニックを目指します
03
総合医として全体を診る視点と
専門医として局所を診る視点をあわせ持ち
患者様に合わせた最適な医療を目指します
04
知識と技術の維持・習得に努め
質の高い医療を目指します
みなさまに快適に過ごしていただけるよう
清潔感のある空間を心がけています
外観
エントランスを通りエレベーターで2階にお越しください。お困りの際はお手伝いいたしますのでお電話でご連絡ください。

受付
入口を入ると正面に受付があります。 笑顔でお迎えすることを心がけています。 お気軽にお声がけください。

待合室
ご来院いただいた皆さまが快適にお待ちいただけるようなつくりにしています。

診察室1
診察室1では院長の診察の他にエコー検査や診察前の問診や栄養指導なども行っています。プライバシーに配慮していますので安心してご相談ください。

診察室2
診察室2では院長が診察いたします。
皆さまのお話を丁寧にお伺いし、症状に合わせた検査・治療方針をご説明いたします。

処置室
処置室では採血や点滴、各種検査
(心電図、呼吸機能検査、ABIなど)を
おこないます。

トイレ
みなさまにご利用いただけるトイレです。
常に清潔を心がけています。
車椅子の方や高齢者の方にも快適にご利用いただけるようバリアフリー設計としています。


医療検査機器について
採血・採尿検査
採血・採尿検査は基本的に外部検査会社へ委託しています。診察時になるべく採血結果をご説明できるように事前採血検査(予約診察7日前よりご都合のよい時間帯に事前に採血を受けていただくこと)が可能です。なお心筋梗塞などの緊急性の高い疾患鑑別のための心筋逸脱酵素定性検査(トロポニンT)や早期治療介入が症状緩和につながる様なインフルエンザ、コロナ抗原検査は院内で迅速検査を行なっています。
超音波診断装置(エコー)
心エコーでは心収縮能、弁膜症、心負荷といった心臓の働きや状態をリアルタイムに評価することが可能です。健診等で心雑音を聴取された方の精密検査として、また既に弁膜症、心不全、心筋梗塞といった心疾患の既往のある方の定期フォローとしておこないます。
心電図
循環器疾患を評価するための最も基本的な検査です。不整脈や狭心症などの診断に用います。
マスター負荷心電図
安静時の心電図で異常がなくても、狭心症は否定できません。そこで階段昇降による運動負荷をかけることで相対的心筋虚血を生じさせ、負荷の前後で心電図を記録することで、虚血性の変化(心臓の血流不足の所見)がないかを調べます。なお、症状が不安定な方や、階段症候が困難な方には実施できません。
レントゲンAI(人工知能)による胸部レントゲン画像診断システム 導入
肺に異常な影(肺野異常陰影)がないか、水が溜まっていないか(鬱血・胸水の有無)、心臓が大きくなっていないか(心拡大の有無)などを調べます。なお当院では、AI(人工知能)を使った画像認識機能によって、異常が疑われる病変部を、優れた精度で検出・鑑別する最新機器「胸部レントゲン画像病変検出ソフトウェア(FUJIFILM CXR-AID)」を導入しています。

▶ヒートマップ表示機能
CXR-AIDは候補領域の解析を行い、0~100の確信度に応じて色分けして表示します。
▶スコア表示機能
画像単位の解析結果として、画像内の確信度の最大値が数値で表示されます。
詳細
24時間心電図(ホルター心電図)
不整脈はかくれんぼが上手です。必ずしも病院やクリニックで捉えることができるとは限りません。心電図を連続記録することで、自覚症状に一致した不整脈の検出を試みます。なお発作の頻度が少ない場合には連続7日間記録可能なホルター心電図で不整脈の検出精度を高めます。
呼吸機能検査(スパイロメトリー)
肺活量などの基本的な肺機能を調べる検査です。息切れを自覚されている方には、喘息や肺気腫といった肺疾患か、心不全などの心疾患が主体なのかを鑑別するのに有用です。
簡易ポリソムのグラフィ(PSG)
鼻と指にセンサーを取り付けるだけの簡単な検査ですが、睡眠中の無呼吸や酸素不足などを評価することができます。いびき、昼間の眠気、熟睡感がないなどの症状に心当たりのある方、心房細動・心不全・高血圧症などで通院中の方、肥満症の方は、睡眠時無呼吸症候群が隠れている可能性がありますので、簡易検査でのスクリーニングをお勧めします。なお、結果により入院の上、精密検査が必要となることがあります。
病院名 | たぐちクリニック |
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所在地 | 〒 591-8031 大阪府堺市北区百舌鳥梅北町1-52-2 メディカルモール三国ヶ丘 202 |
院長 | 田口 護 |
診療科目 | 一般内科・循環器内科・不整脈内科・在宅診療・健康診断・ワクチン接種 |
TEL | 072-268-2788 |

● : 一般診療 ● : 検査・専門外来
外来受付は診療時間終了の15分前までとなります
休診日 : 日曜・祝日
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